ファンキー・ライス5kg (北広島町産・あきたこまち) - WILD FUNKY STORE　ワイルドファンキーストア

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ファンキー・ライス5kg (北広島町産・あきたこまち)

進化するファンキーライス！

手間隙かけて、非効率！これが安心安全で、うまいっ！

｜今年のファンキーライスも昔ながらの伝統的な製法でつくりました！

収穫は機械を使わずに手作業。カマで稲を狩り、ワラで稲を束ね、ハデにかけて天日干し（ハデ干し）。減農薬なので毎日毎日生えてくるヒエとの戦いも・・・。

お米ひと粒ひと粒を無駄にしないようにと手間がかかるため、僕らの集落ではハデ干ししたのは当社と、当社のお師匠さんの田んぼだけ！

芸北の澄んだ空気の下で２０日間じっくりとハデ干しすることで、茎から穂にミネラルが行き渡り、甘味たっぷりのおいしいお米ができました！

芸北の熟練生産者たちは口を揃えて「やっぱりハデ干しの方がうまいっ！」と鼻息き激荒！嬉しいお墨付きを頂戴しました。

生産量が少ないため本当はぞうさんカフェだけで提供する予定でしたが、あまりの好評につき急遽みなさまの食卓にもお届けすることに！

数量限定ですのでお早めにどうぞ！

｜安心安全、減農薬のお米を届けるために

安心して食べられるお米を作りたい、そんな思いから僕らは減農薬でお米を作ろうと決心しました。

減農薬で稲を育てようとするとどうしてもヒエなどの雑草が生えてきてしまいます。それも僕たちが泥だらけになりながら雑草を取った１週間後にはまた田んぼのあたり一面に雑草が生え揃っている始末。雑草は稲にいくはずの栄養分を吸い取ってしまうのでどうしても取らなくてはならないのですが、何度も何度も繰り返される雑草とのいたちごっこに「またか・・・」と思う日も決して少なくはありませんでした。

周りを見回してもそんな面倒なことをしているのは僕らぐらい。全国的にみるとやはり農薬を使って雑草を抑えることが一般的なようです。しかしこれではせっかく大田川の上流域の、とても綺麗で澄んだミネラルたっぷりの水を使う意味がないと考えています。

田んぼの中の雑草だけではなく、田んぼのあぜ道の雑草も稲にとって良くありません。雑草をそのままにしておくと"稲熱病"という病気になってしまいます。このため草刈機であぜ道の雑草をしっかりと刈り取る必要があり、一度ざっと雑草を刈り取った後に、もう一度見回しながらあぜ道の脇に残る雑草を手で引き抜いていきました。また草刈機で刈った後はどうしても田んぼに雑草が撒かれてしまうのでその雑草を一つ一つ丁寧に拾っていきました。

｜お米をより美味しくする魔法、「ハデ干し」

収穫にもひと手間かけています。よりおいしいお米をお届けするため、収穫したお米をハデ干しします。ハデ干しすることにより稲の茎にある栄養分が穂先まで行きわたると言われています。ハデ干しする中でも"はでご"を組むのが難しく、重い"はでご"をなんども地面に刺して安定させたり、不安定な地面に梯子をかけてなんとか"はでご"同士をくくりつけたりとやってみると結構な重労働なのです。

"はでご"を組み終わった後、手作業で稲を刈り、縄を編み、稲を集めてくくり、"はでご"に稲束をかけるハデ干しの作業をします。普段食べているお米がいったいどのようにできているのか、その一端を知ってもらい、食べ物に感謝する機会が少しでも増えればという想いで行っています。

このように最後の最後まで妥協なく作り上げています。

｜ファンキーライス史上最高品質の出来栄え

ここ、芸北の価値を最大限に利用して本当においしいお米をつくりたい。

その気持ちだけでこの2023年度版ファンキーライスを作り上げました。夏の暑い日、大雨の日、台風の日、そんな日にも水を管理し、稲に手をかけ、常にお米のことを考え続けていました。

実際に収穫して食べたご飯は、その過程を経ただけの美味しさがありました。とてもみずみずしく、ふっくらとやわらかな、そして米の優しい香りが口全体に広がる、そんな味。さらにパワーアップした最高品質のファンキーライスの味をご賞味くださいませ。

｜お米を食べること、それが過疎地の応援に

ファンキーライスの産地である北広島町芸北地域は、1000m級の山々に囲まれ、冬は多い時で2mもの雪が積もる豪雪地帯です。高冷地ならではの気温差により育まれる米、野菜、山の幸などはとてもおいしく、酪農も盛んな農業の町として栄えてきました。

しかし、近年は、過疎高齢化の影響で放棄地が目立つようになり、昔から伝わる食文化や美しい田園風景が失われつつあります。10年後には人口が半分になり町の存続が難しい限界集落になると言われています。

ファンキーライス・プロジェクトは、今では珍しくなった伝統的な製法を見つめ直し、非効率的ながらも手間暇をかけることで、本当においしくて安心できるお米をつくることを信条としています。毎年少しずつ放棄地を開墾し、ファンキーライスのファンが増えるほど芸北に活気が溢れるようになることを目指しています。